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グーグル、ブラジルで放牧地に木を植えるWorking TreesとCO2 27万トン除去の長期契約

グーグルは10月19日、炭素除去の共同購入の枠組み「シンビオシス連合」を介して、Working Treesのブラジルの事業から二酸化炭素27万トンを除去する長期契約を結んだと発表した。Working Treesは、アマゾンとセラードで放牧が続く牧草地に木を植え、牛を移さずに牧場を回復させる「シルボパスチャー」を手がける。

シンビオシス連合の発表によると、同連合に加わるグーグルとマッキンゼー・アンド・カンパニーが契約した炭素除去は、10年間で合わせて32万トンになる。2社の購入契約では、アマゾン南東部とセラード中部にまたがる5万ヘクタールの事業のうち、劣化した、または劣化が中程度の牧草地8,700ヘクタールを回復する。同連合にとって初めてのシルボパスチャーの事業となる。

事業では、木材として売れる樹種と在来種を列にして既存の牧草地に植え、列の間で牛の放牧を続ける。アフリカンマホガニーやチークなどの外来の木材樹種も使い、在来種の割合は最低25%から2030年までに50%へ高める目標を掲げる。同連合は、木材の収入が、炭素除去の販売収入が終わったあとも土地の所有者がシルボパスチャーを続ける理由になると説明する。木材のための伐採の周期は、事業の炭素量の算定に組み込むという。同連合は、放牧を別の土地へ移さない設計で、植林の事業で起きやすいリーケージ(牧畜などがほかの土地に押し出されること)を避けることも狙いに挙げる。

炭素の計測では、手間のかかる現地の測定だけに頼らず、土地の所有者や作業員がスマートフォンのカメラで木の位置や大きさ、樹種を記録し、Working Treesが作ったデジタルのモニタリング基盤に送る仕組みを使う。記録ごとに写真とGPSの座標、時刻が自動で付き、炭素の検証の際に監査できる。同連合によると、この技術は査読を経ており、手作業の計測と照らし合わせて正確な結果が出ることも、第三者の検証で確かめられた。

シンビオシス連合は、自然由来の炭素除去の事業の候補を探して審査し、加盟企業の長期の購入契約を仲立ちする。同連合は、各事業に自らの品質基準を反映させているとする。

【プレスリリース】Google「We’re supporting nature restoration through sustainable farming in Brazil.」
【参照サイト】Symbiosis Coalition「Symbiosis Announces New Carbon Offtake Agreements with Working Trees」

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Springl編集部

サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。