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Emerald AI、NVIDIA・Nscaleと実証。ピーク時を想定した信号で試験したAIサーバーラックの電力を約25%削減
AIデータセンターを電力網の柔軟な資源にする事業を手がけるEmerald AIは10月21日、NscaleのアイスランドのAIデータセンターで、NVIDIAと、そのクラウドパートナーのNscaleとともに行った実証の結果を発表した。電力会社が需要のピーク時に送るような信号を受け、試験したAIサーバーラックの電力使用を約25%減らし、30分保ったあとに通常の運転へ戻した。
実証では、同社のソフトウェア「Emerald Conductor」が、NVIDIAの電力管理の技術「DSX」と連携して動いた。両者を完全に統合したのは今回が初めてとなる。評価の対象は、米国電力研究所(EPRI)がデータセンターの柔軟な電力需要について示す「Flex MOSAIC」のClass Bの条件に沿った30分の調整だ。
同社によると、電力網は年に数少ないピークの時間帯に合わせて造られており、ほとんどの時間は容量に余裕がある。ピーク時に電力使用を抑えられるAIデータセンターは、新しい発電所や送電線を何年も待たずに既存の容量で早く系統に接続でき、ほかの利用者にとっての電力網の信頼性も保てるという。同社は、この能力が欧州のAIデータセンターの系統への接続を早める助けになりうると位置づける。
今回の実証は、Emerald AIがNVIDIAと行ってきた6回の実証に続くものだ。Nscaleが以前に行った、決まった電力の枠の中でAIの処理量を最大にする「DSX MaxLPS」の検証を広げるものでもある。
Emerald AIの創業者で最高経営責任者のヴァルン・シヴァラムは、電力の確保が欧州のAI基盤の整備で最大の制約になっていると述べた。そのうえで、今回の実証はAIの計算処理が求めに応じて電力使用を減らせることを示しており、電力会社がAIデータセンターの接続を早めるには、その点を確かめる必要があると指摘した。
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Springl編集部
サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。














