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米国グリーンビルディング協会、90か国のLEED認証の既存建物の排出量は規格の目標値より年1,030万t少ないと推計

米国グリーンビルディング協会(USGBC)は9月21日、既存建物の脱炭素についての報告書「The Decarbonization Blueprint: Reducing Emissions and Creating Value in Existing Buildings」と、企業向けの「Corporate Practice Toolkit for High-Performance Buildings」を公表した。報告書は、LEED認証を受けた既存建物10,980件の温室効果ガスの削減量を、規格の目標値を基準に、2025年11月時点で年1,030万トン(CO2換算)、累計8,180万トンと推計した。ツールキットは、企業が不動産の方針や調達に使える文例などをまとめた2つの手引きからなる。

USGBCは、建物の環境性能の評価制度LEEDを開発した米国の非営利団体。

対象の10,980件は、運用と入居が1年以上の既存建物向けの認証「LEED O+M」を90か国で受けた建物。推計では、必要な情報がそろい外れ値を除いた2,965件について、実際の排出量をASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)の規格「ASHRAE 100-2018」の目標値を基準として比べた。2,965件の排出量は、基準より平均で年1平方フィート当たり2.4kg(CO2換算)、率にして26%少なかった。そのうえで、認証の水準ごとの平均の削減量を全10,980件の水準別の延べ床面積に当てはめ、年間と累計の総量を推計した。

報告書は、認証を受けた建物での地球温暖化係数(GWP)の低い冷媒の使用や、冷媒の漏えいを抑える取り組みも取り上げた。

ツールキットは無料で、サイトのフォームに記入すると閲覧できる。手引きには、脱炭素やレジリエンスなどを扱う社内方針の文例と、ネットゼロの建物や内包炭素の少ない資材などを調達するときの提案依頼書や契約の文例が入っている。

【プレスリリース】米国グリーンビルディング協会「U.S. Green Building Council Launches Blueprint for Building Decarbonization and Corporate Practice Toolkit」
【参照サイト】米国グリーンビルディング協会「The Decarbonization Blueprint: Reducing Emissions and Creating Value in Existing Buildings」
【参照サイト】米国グリーンビルディング協会「The Corporate Practice Toolkit for High-Performance Buildings」

画像:Editorial credit: GreMaWi / Shutterstock.com

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Springl編集部

サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。