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ワールド・ビジョン・カナダ、2025年のカナダの輸入額の約8%を児童労働・強制労働のリスクが報告された品と推計
救援や開発、提言に取り組むキリスト教系の団体ワールド・ビジョン・カナダは9月30日、報告書「Canada’s Risky Imports」を発表した。2025年にカナダが輸入した品のうち、児童労働や強制労働のリスクが報告されている品は推計633億カナダドル分で、カナダに入る全商品の輸入額の約8%に当たる。
報告書は、カナダの輸入データを、米国労働省が生産に児童労働や強制労働の証拠があるとした品目と国に照らして集計した。同団体によると、分析は既知のリスクとカナダの貿易が重なる部分を示すもので、特定の貨物や製品が児童労働や強制労働で作られたことを意味しない。
品目別では電子機器が222億カナダドルで最も多く、衣料・繊維の153億カナダドル、金の78億カナダドルが続いた。リスクが報告されている品の輸入総額は、2022年より6.2%多かった。コーヒーでは、分析に使ったデータでリスクがあるとされた国からの輸入が20億カナダドル近くに上り、2022年から58.9%増えた。
ワールド・ビジョンはホンジュラスで、コーヒーの収穫期に子どもを見守りのもとで預かり、学びの場を設けるプログラムを運営する。プログラムの記録では、2017〜2023年の受益者は子ども1,750人で、預かり施設によって減った児童労働は54万時間を超える。
ワールド・ビジョン・カナダは、責任ある貿易に向けたカナダの取り組みでは、輸入の取り締まりと合わせ、サプライチェーンの人権リスクの特定・予防・対処・報告をより明確に企業に求めるべきだと主張している。輸入禁止を運用する場合は、透明で根拠に基づき、労働者や子どもに意図しない害が及ばない設計にすることも求めている。カナダ下院では、強制労働で作られた品の輸入を禁じる法案C-35が発表時点で第2読会にあった。
同団体の政策・政府関係の責任者マーティン・フィッシャーは、責任ある貿易の成功の尺度は「止める貨物の数ではない」と述べ、「働く代わりに学校にいる子どもの数」だとした。
画像:Editorial credit: JHVEPhoto / Shutterstock.com
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Springl編集部
サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。














