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鹿児島県と鹿島建設など3者、県産シラス由来の火山ガラス微粉末を材料にCO2吸収コンクリートをつくる技術を開発
鹿児島県、鹿島建設、インフラテックの3者は10月13日、鹿児島県産の火山性堆積物「シラス」由来の火山ガラス微粉末「VGP」を材料にして、CO2を吸収するコンクリートをつくる技術を開発したと発表した。鹿島などが開発したコンクリート「CO2-SUICOM」の材料にVGPを採用し、このコンクリートの製造は、地元でコンクリート製品をつくるインフラテックが担った。
発表によると、CO2-SUICOMは主材料のセメントの過半を高炉スラグ微粉末と特殊な混和材「γ-C2S」に置き換え、炭酸化養生も行って製造段階のCO2排出を実質ゼロ以下にするコンクリートだ。炭酸化養生は、CO2を封入した槽の中でコンクリートを養生し、CO2を吸収・固定させる方法を指す。ただ、製鉄の副産物を細かく砕いた高炉スラグ微粉末は、製鉄所から遠い地域では運搬に伴うCO2の排出が課題だった。
VGPは、シラスから不純物を除いて取り出した火山ガラスを粉砕した材料で、鹿児島県工業技術センターなどが製造技術を開発した。発表によると、VGPの製造時のCO2排出量はセメントの約10%になる。
今回の開発では、VGPとγ-C2Sでセメントの半分以上を置き換えて排出量を減らし、さらに炭酸化養生でCO2を吸収・固定させた。3者によると、高炉スラグ微粉末を使う従来のCO2-SUICOMと同じ水準の削減効果が得られた。圧縮強度も、一般的なコンクリートと同じ程度あることを確かめた。
3者は今後、VGPを使ったCO2-SUICOM製のプレキャストコンクリート製品で実証を行い、そのうえで2026年度中に県内の公共工事での試験施工を目標にする。県はシラスを生かして低炭素型コンクリートの普及を図る「インフラ・建設GXプロジェクト」を進めており、3者は試験施工を足がかりに、地産地消型のカーボンネガティブなコンクリート製品を広めることを目指す。
【プレスリリース】鹿児島県・鹿島建設・インフラテック「鹿児島県産の火山性堆積物『シラス』を活用しCO2吸収コンクリートを開発」
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Springl編集部
サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。












