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薩摩川内市、AIデータセンターを起点に産業集積を図るGX戦略地域整備基本構想を公表。産業用地の造成費は概算で約120億円

鹿児島県薩摩川内市は10月8日、「さつませんだいGX戦略地域整備基本構想」を公表した。対象は、川内火力発電所の跡地にあるサーキュラーパーク九州の敷地と、その北側・東側に隣接する保安林区域の(仮称)唐浜産業用地で、いずれも国の「GX戦略地域」に認定された。市は県や事業者などと連携し、AIデータセンターを起点とした産業クラスターづくりを進める考えだ。

構想は、経済・環境・交流の観点ごとに整備の方向を示した。経済ではAIデータセンター関連の産業の誘致・集積や人材の育成など、環境ではデータセンターで使い終えた機器などの再利用・再資源化、交流では交通インフラを生かした広域物流拠点の形成を挙げた。

概算工事費は、工業用水の整備費が約70億円、唐浜産業用地(約25ヘクタール)の造成費が約120億円で、いずれも概略の条件設定と数量で算出した。構想では、既設の工業用水道を両用地まで延ばし、既設区間の管路の修繕や設備の増強と合わせて、1日4万立方メートルの工業用水を供給する。唐浜産業用地の用地費・補償費は市か市土地開発公社が負担する予定で、用地は進出企業に売却する。市は、同用地では脱炭素電源の活用を条件にする。

サーキュラーパーク九州の敷地では、市が7月18日に立地協定を結んだ凱信数基(カイシンデジタルインフラストラクチャー)が、実証運用から始めて段階的に規模を広げ、AIデータセンターを累計350メガワット規模まで整備する計画だ。市によると、350メガワット規模に達するのは2033年3月までの予定。

GX戦略地域は、脱炭素電源を生かして産業クラスターをつくり、GX関連の投資を集中させて地域産業の脱炭素化と地方創生の両立を目指す国の制度。認定されるとインフラを計画的・先行的に整える支援などを受けられる。市は鹿児島県などと共同で申請した「データセンター集積型」で、9月11日に第1弾の認定を受けた。

【発表資料】薩摩川内市「さつませんだいGX戦略地域整備基本構想を策定しました」
【参照サイト】薩摩川内市「さつませんだいGX戦略地域整備基本構想(令和8年10月)概要版」
【参照サイト】薩摩川内市「国の「GX戦略地域制度」(データセンター集積型)に認定されました」
【参照サイト】薩摩川内市「令和8年7月18日 AIデータセンターに係る立地協定を締結しました」
【参照サイト】薩摩川内市「【募集中】(仮称)唐浜産業用地整備に係る市場性調査「立地意向調査」を実施します」

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Springl編集部

サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。