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高機能フィラー「DIA」を製造するGX MINERALS、シリーズA++で借入を含め約4.6億円を調達

高機能フィラー「DIA」を開発・製造・販売するGX MINERALS株式会社(愛知県岡崎市)は2026年10月1日、シリーズA++ラウンドで総額約4.6億円の資金を調達したと発表した。総額は、株式と借入(デットファイナンス)による投融資を合わせた額。資金は、高機能材料向け特殊グレードの開発と評価、品質保証の体制づくり、国内と海外での知的財産の権利化と維持に充てる。

投融資元は、NEX-T Tokai Innovation Fund(Prime Partnersと東海東京証券が共同で運営)、岡崎信用金庫、三井住友銀行のほか、個人株主と法人の3者。GX MINERALSは、特殊グレードの開発ではサンプルの評価や分析を社内で行えるようにし、品質保証ではバリデーションの体制を整え、担い手となる人材も採用する。

DIAは、層状鉱物のタルクを独自の技術で高アスペクト比化した、2D板状のフィラーだ。DIAは産学官の連携で開発された。GX MINERALSは2023年5月の創業から、DIAを核とする製品を提案・供給してきた。製造拠点の田原工場(愛知県田原市)は2026年1月に竣工し、同年7月に商業稼働に入った。敷地は約3,300平方メートル、生産能力は年間約1万トン。同社の説明では、製造にCO2フリー電力などを使っている。

同社によると、DIAは樹脂と複合化すると、高い剛性と軽量化の両立に寄与する。用途として、自動車用樹脂の補強材料のほか、核剤効果や耐熱性の付与、ガス透過率の制御などにも適用でき、モノマテリアル化でリサイクル性を高めることを通じてサーキュラーエコノミーにも貢献するという。同社はDIAを核とする製品を、脱炭素化と樹脂複合材の機能向上を両立するものと位置づける。今後は樹脂向けの量産供給に加えて、高機能材料をはじめとする付加価値の高い領域へ用途を広げることに取り組み、今回の調達はこの事業拡大を支える目的で実施したと説明する。

代表取締役会長の林宏剛は「素材の価値は、一度だけではなく、同じものを出し続けられることにある」と述べた。

【プレスリリース】GX MINERALS「GX MINERALS、シリーズA++で約4.6億円を調達」

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Springl編集部

サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。