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ファームノート、インパクト投資ファンド2本を引受先に第三者割当増資。リード投資家と対話しインパクト指標案を策定

酪農・畜産向けのDXソリューションを提供するファームノート(北海道帯広市)は2026年10月6日、インパクト投資ファンド2本を引受先とする第三者割当増資を9月28日に実施したと発表した。調達額は明らかにしていない。出資はインパクト投資として行われた。

引受先は、リード投資家を務めたインパクト・キャピタル1号投資事業有限責任組合(インパクト・キャピタル株式会社が運営、規模70億円)と、ソーシャル・エックスとQRインベストメントが無限責任組合員を務めるソーシャルXインパクト投資事業有限責任組合。ファームノートは調達した資金を、牧場の運営・経営の支援に使うAIエージェントの開発や、グループ会社が手がける牧場の運営と運営受託の拡大などに充てる。

投資判断の過程では、リード投資家と対話しながら、ファームノートの事業が生む社会的インパクトを可視化し、ロジックモデルの構築とインパクト指標案の策定を行った。同社の競争上の優位性や事業基盤の強みを、財務・知的・製造・人的・社会関係・自然の6つの資本で構成する統合資本の観点で整理し、サステナビリティとインパクトに関わるリスクの分析と緩和策も協議した。

ロジックモデルは、インパクト・キャピタル株式会社が2026年6月に作成したもの。酪農・畜産生産者、地域・社会、動物(牛)、自然(環境)の4つを対象に、アウトプットから初期・中期・長期のアウトカムまでを並べている。キーアウトカム案には、人材に依存した牧場運営を省人化し仕組み化した運営に転換することや、生産者所得の向上などがある。自然(環境)では、ファームノートの自社牧場でJクレジットを創出・販売することを初期アウトカムに、環境負荷低減型の酪農モデルの確立と普及を中期アウトカムに挙げた。

インパクト・キャピタル株式会社代表取締役の黄春梅は、ファームノートの事業が「酪農・畜産業界のバリューチェーン全体の変革につながる可能性」に加えて、生産者コミュニティの形成などを通じた業界への働きかけの姿勢にも期待して、自社が運営するファンドがインパクト投資を行ったと述べた。今後はファームノートと共同でインパクトの測定と可視化に取り組み、結果を経営・事業の改善に役立てる考えも示した。

【プレスリリース】ファームノート「ファームノート、2つのインパクト投資ファンドを引受先とする第三者割当増資を実施 〜酪農生産者の経営強化をAIと現場実装で加速〜」

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Springl編集部

サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。