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40代で下がる仕事への熱意、上司の支援を感じる人ほど落ち込みが小さい。ニッセイ基礎研究所調査
ニッセイ基礎研究所は10月22日に公表した基礎研レポートで、仕事への前向きな心理状態を表すワークエンゲージメントが中年期に相対的に下がる「谷」について、上司の支援を肯定的にみている人ほど浅い傾向がみられたとの分析結果を示した。年収や健康状態、管理職か否かなどの属性と、谷の大きさの間には明確な関連がみられなかった。
データは、同研究所が2019年から毎年、全国の18〜64歳の会社員や公務員を対象に行うWebアンケート「被用者の働き方と健康に関する調査」の2026年分で、回答は5,680件。ワークエンゲージメントは、仕事中に活力がみなぎる感覚と、仕事への誇りを尋ねる2問で測った。性別や年収、健康状態などの条件をそろえて年齢ごとに推定すると、18歳ごろから40代半ばまで緩やかに下がり、その後また上がるU字型を描いた。
上司の支援を尋ねる6つの設問のうち、谷が浅い方向に統計的に有意な関連を示したのは、上司と気軽に話せるか、能力開発の機会を設けてくれるか、上司から適切に評価されているかの3つだった。これらに肯定的に答えた人では谷が浅いか、ほとんどみられなかった一方、否定的に答えた人では谷が相対的にはっきり表れた。
上司と気軽に話せると答えた人ほど谷が浅い傾向は、男女ともにみられた。能力開発の機会と評価については、図では女性より男性で関連がはっきりしていたが、男女の差は統計的に有意でなく、レポートは探索的な知見として受け止める必要があると指摘した。
執筆した保険研究部の岩﨑敬子准主任研究員は、中年期には仕事の責任や家庭、この先のキャリアといった課題を抱える人もいるとみて、この時期のワークエンゲージメントを考える際には上司との関係が重要になりうるとの見方を示した。一方で、1回分の調査を横断的に分析したため、年齢の差には世代や時代の影響も含まれうると留意点に挙げた。関連は因果関係を示さず、ワークエンゲージメントが高い人ほど上司を肯定的にみるという逆の関係もありうるほか、Webモニター調査のため対象の働き手全体を代表しない可能性もあるとした。
【報告書】ニッセイ基礎研究所「中年期のワークエンゲージメントの「谷」と上司のサポート-上司のサポートが高い人ほど浅い「谷」」
【参照サイト】ニッセイ基礎研究所「中年期のワークエンゲージメントの「谷」と上司のサポート ―上司のサポートが高い人ほど浅い「谷」」
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Springl編集部
サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。














