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SBTi、企業ネットゼロ基準V2.0の検証に備える新資料5点を公開

SBTi(Science Based Targets initiative)は2026年10月1日、企業ネットゼロ基準(Corporate Net-Zero Standard)V2.0のもとで企業が目標の策定、提出、検証に備える助けとして、SBTi Servicesが新しい資料5点を公開し、既存の資料1点を更新したと発表した。V2.0での検証枠の予約は2027年2月1日に始まる。

V2.0は2026年6月に公表された。SBTiによると、公表から検証開始までの期間は、企業が新しい要件と手続きに備えて慣れる時間とする狙いがある。2027年2月1日から2028年1月31日までは、V2.0とV1.3のどちらでも目標を設定でき、V1.3を選んでもV2.0で導入された新しい要素の多くを活用することが可能だ。V1.3の提出の受け付けは2028年1月31日に終わり、その後に目標を提出する企業は、すべてV2.0を使う。

新資料のうち、提出フォームの暫定版(Preliminary Submission Form)は、提出前に何を準備すべきかを企業が見極める助けになる。目標設定ツール(Target-Setting Tool)のデータ項目の暫定版(Preliminary Data Points)は、目標づくりに要るデータの特定と収集開始を助ける。新しく作った検証スケジュール(Validation Schedule)は検証の主な段階と目安の期間を、検証手順(Validation Procedures)はV2.0での検証の範囲と種類、検証後の日程を示す。

更新したのは、目標の検証に関する標準作業手順書(Standard Operating Procedure)で、目的、役割、組織体制、手続きを含む検証の全体の枠組みを示している。用語集(SBTi Services Glossary)も新たに設け、SBTi Servicesの手続きや資料で使う用語を定義した。暫定版の資料は、2027年2月1日に提出の受け付けが始まる前に最終版を公開する。

SBTiは、データ項目と提出フォームの暫定版を、準備の出発点に挙げる。これらは、6月に公表された最小限の証拠要件の暫定版とあわせ、目標づくりと提出に必要な情報を企業が集め始めることを可能にする。

SBTiの企業向け基準の旧版で検証を受けた目標を持つ企業は、V2.0への移行を支援する「Readiness Assessment Service」を使える。このサービスは、既存の目標がV2.0の要件に照らしてどこにあるかを評価し、新しい基準での検証に向けて目標を整えるのに必要な手順を特定する。

SBTiは追加の資料も2026年中からそれ以降にかけて公開し、優先度の高い資料は検証の受け付け開始前に出る見込みだ。これには目標設定の手法と経路などが含まれ、その最終版は目標設定ツールの最終版とともに2026年第4四半期に公開される見込み。主張に関する方針(Claims Policy)、最小限の証拠要件の最終版、V2.0の解説ガイダンスも、同じ時期に公開する見通しだ。SBTiは、準備を始めるのにこれらの追加資料の公開を待つ必要はないと説明する。

【発表資料】SBTi「Countdown to validation: New resources to prepare for the Corporate Net-Zero Standard V2.0」

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Springl編集部

サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。