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50/50 Women on Boards調査、米ラッセル3000企業の取締役の席の女性比率が10年超ぶりに前年を下回る
取締役会の男女均衡を推進する非営利団体の50/50 Women on Boards(50/50WOB)は2026年10月6日、米国のラッセル3000指数に含まれる企業の取締役会を調べた年次報告書「2026 State of Board Leadership」の結果を発表した。2026年第2四半期時点の取締役の席のうち、女性の席は29.2%で、前年同期の30.1%を下回った。同団体によると、前年同期より下がったのは10年超ぶりだ。
報告書は、データ提供で提携するEquilarのデータを使い、毎年第2四半期時点の取締役会の構成を比べている。対象は2026年が2,979社、2025年が2,961社。女性の割合は、2020年の22.6%から2025年の30.1%まで上がっていた。
業種別では、前年同期と比べ、女性の割合が11業種のうち9業種で下がった一方、同団体の格付けで男女の構成が均衡しているとされる企業の割合は7業種で上がった。全体では、均衡しているとされる企業は13.5%で横ばいだった。女性が3人以上いる企業(均衡しているとされる企業を除く)の割合は前年同期の44.0%から40.2%に下がり、女性が1人の企業と1人もいない企業の割合はともに上がった。
2025年7月〜2026年6月の1年間に、ラッセル3000の企業が行った取締役の新たな選任は2,440件で、前年より4.1%増えた。女性の選任は前年の683件から553件に減り、男性は1,661件から1,887件に増えた。選任に占める女性の割合は22.7%で、前年の29.1%から下がった。この割合は、2022年6月までの1年間の41.0%から4年続けて下がっている。選任を1件以上行った企業のうち、男性だけを選んだ企業は66.5%と、前年の58.3%から増えた。直近の1年で女性の取締役の席は差し引き102席減り、前年の47席の増加から減少に転じた。報告書は、女性が既存の席の29.2%を占めるのに対し、選任では22.7%にとどまったことが、女性の割合を押し下げる方向に働いていると説明する。
報告書によると、2026年第2四半期時点で、在任10年以上の席の83.9%、15年以上の席の88.9%を男性が占めており、今後の後継者選びが取締役会の構成に特に大きく影響する。また、CEO、取締役会議長、指名・ガバナンス委員会の委員長の少なくとも1つを女性が務める企業では、取締役の席に占める女性の割合が34.4%で、いずれも女性が務めていない企業の25.8%を上回った。報告書は、この結果は関連を示すもので、因果関係を示すものではないと注記している。
そのうえで報告書は、取締役会を率いる人が今すぐ取れる行動として、後継者計画を継続して行うこと、取締役会の変化の結果を測ること、選考を始める前に候補者の層を広げること、指名・ガバナンス委員会の委員長に将来の取締役会への責任を持たせることの4つを挙げた。
【プレスリリース】50/50 Women on Boards「50/50 Women on Boards™ Annual Gender Diversity Index™ Report Reveals First Decline in the Share of Board Seats Held by Women in More Than a Decade」
【参照サイト】50/50 Women on Boards「2026 State of Board Leadership」
この記事を書いた人
Springl編集部
サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。














