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生物多様性条約COP17がアルメニアで開幕。2030年までの世界目標の進捗を、中間点で初めて点検へ

生物多様性条約事務局は10月19日、国連生物多様性会議がアルメニアのエレバンで開幕したと発表した。会期は19日から30日までで、同条約の第17回締約国会議(COP17)と、カルタヘナ議定書・名古屋議定書の締約国会合を合わせて開く。COP17では、締約国が昆明・モントリオール生物多様性枠組の世界目標の進み具合を、世界全体で初めて点検する。

今回の会議は、2022年の枠組の採択と2030年の期限の中間点にあたる。発表によると、締約国の90%近くが国別目標を定め、70%超が国別報告書を提出し、枠組の23の目標すべてで取り組みが行われている。一方で実施はなお不十分で、締約国が自ら順調と評価した国別目標は半数に満たない。事務局が世界全体の進捗をまとめた報告書「State of Biodiversity Action」は、COP17での点検の主要な材料になる。

事務局は会議の優先事項として、全体の進捗の評価と実施への支援の強化、科学と政策の手引きの整備、生物多様性の成果を左右する資金・経済の条件への対応などを挙げた。COP17では点検とあわせて、生物多様性の保全と持続可能な利用、損失の要因への対処についての決定も扱う。資金の動員や能力構築、協力によって行動を速めることにも取り組み、先住民族や地域社会の役割と参加を強める作業も進める。

公式の交渉のほか、科学や金融、企業などの関係者が集まり、意見を交わす場も設ける。

生物多様性条約のアストリッド・ショーメーカー事務局長は「生物多様性を守ることは、経済を守ることと別ではない」と述べた。2022年の合意から4年がたち、現状と課題は見えてきたが、進みは十分に速くないとして、エレバンの会議を、目標の達成に向けて歩みを速める節目にしなければならないと語った。

【プレスリリース】生物多様性条約事務局「As Global Promises for Nature Reach Halftime Checkpoint, UN Biodiversity Conference Opens in Armenia」
【参照サイト】生物多様性条約事務局「State of Biodiversity Action: The Global Report on collective progress」

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Springl編集部

サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。