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国連環境計画・金融イニシアティブなど、保険を生物多様性ファイナンスの一部と認めることなどをCOP17に向け提言

国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)の保険業界向けの枠組み「持続可能な保険原則(PSI)」と、国連開発計画の保険・リスクファイナンス・ファシリティは、生物多様性条約の第17回締約国会議(COP17)に向けて保険についての説明資料をまとめ、UNEP FIが10月19日に公表した。資料は、昆明・モントリオール生物多様性枠組の実施を前に進める助けとして、政府、規制当局、保険業界が取り組む3つの分野を挙げ、保険会社が生物多様性とレジリエンスにどう貢献できるかを示した。COP17はアルメニアのエレバンで10月19日に始まり、30日まで開かれる。

1つ目の分野では、保険とリスク移転を、生物多様性ファイナンスの戦略や、同枠組の実施に向けた取り組みに組み込み、保険を生物多様性ファイナンスの一部と認めることを求めた。

2つ目には健全な生態系によるレジリエンスの強化を挙げ、生物多様性、気候変動への適応、災害リスクの各施策の足並みをそろえ、リスクを減らす自然の役割を認めることを求めた。3つ目は、明確な政策のシグナルや規制の後押し、官民の協働などによって、自然を考慮した保険のための条件を整えることだ。

UNEP FIは発表で、健全な生態系は暴風雨や洪水、干ばつなどの発生や規模、被害を抑えうる一方、生態系の劣化はリスクを増幅させて損失を増やしうると説明する。

資料は、保険の実務に自然を組み込むための資料や取り組みも紹介した。その1つ、「PSI Climate-Nature Nexus Atlas」は、PSIの自然に関する作業部会で、50超の保険会社や再保険会社、保険ブローカーが作ったもので、保険会社が気候と自然の関係を引受やリスク評価の手順に落とし込む助けになるという。Atlasは資料の公表と同じ週のうちにCOP17で、「PSI Nature-Aware Underwriting Toolkit」の一部として公開される予定だ。

資料は締約国や保険の監督当局、保険会社などに向けたもので、PSIの加盟機関や個々の機関を代表する見解ではないと断っている。

【プレスリリース】国連環境計画・金融イニシアティブ「Briefing on CBD COP17 and Insurance: Insurers and the Global Biodiversity Framework: Managing risk, unlocking finance, enabling the transition」
【参照サイト】国連環境計画・金融イニシアティブ「Insurance」
【参照サイト】国連環境計画・金融イニシアティブ「UNEP FI at COP17: Taking stock of progress on nature‑related finance」

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Springl編集部

サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。