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気候変動リスク等に係る金融当局ネットワーク、生物多様性COP17に向け宣言。自然・経済モデル相互比較プロジェクトを設立へ
気候変動リスク等に係る金融当局ネットワーク(NGFS)は10月19日、生物多様性条約の第17回締約国会議(COP17)に向けた宣言「Taking Action for Nature: Supporting Financial Stability and Sustainability」を公表した。宣言は、自然関連リスクが中央銀行と監督当局の任務にとって重要性を増していると改めて確認し、生物多様性の損失と生態系の劣化が経済と金融に及ぼす影響が高まっていると指摘した。自然と経済を扱うモデルの相互比較プロジェクトの設立も盛り込んだ。
宣言は、自然の複雑さや、データと手法に残る欠落を、行動しない理由にすべきではないとの立場を示した。手法は発展の途上にあるが、自然への依存関係の把握や水リスクの指標、金融システム全体のエクスポージャー分析などの既存のツールが、すでに実務での行動を支えているという。NGFSは2022年から、自然関連リスクがマクロ経済と金融の安定に重大な影響を及ぼしうると認めてきた。
COP17では、昆明・モントリオール生物多様性枠組みについて、初めての世界的な点検が始まる。宣言によると、NGFSは約束から実施への転換を、中央銀行と監督当局の任務の範囲内で、各国の事情に合わせて支持する。
宣言は、生態系の劣化の影響を評価するモデルの枠組みに課題があり、自然関連のシナリオづくりは開拓が要る重要な領域だと指摘した。その推進に向け、NGFSは「Nature-Economy Model Intercomparison Project」を設ける。このプロジェクトでは、主要なモデル開発チームを招き、共通の筋書きのもとで経済と金融への影響を試算する。将来のNGFSの自然シナリオに生かせる可能性のある手法を試し、気候シナリオの枠組みとの補完関係を探ることを目指す。
宣言は、自然関連リスクを特定・評価・管理する金融システムの力を引き続き高め、加盟機関の任務の範囲で昆明・モントリオール生物多様性枠組みの目標に向けた秩序ある移行を支える姿勢を示した。
【プレスリリース】気候変動リスク等に係る金融当局ネットワーク「NGFS Declaration “Taking Action for Nature: Supporting Financial Stability and Sustainability”」
【参照サイト】気候変動リスク等に係る金融当局ネットワーク「NGFS Declaration for CBD COP17 Taking Action for Nature: Supporting Financial Stability and Sustainability」
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Springl編集部
サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。














