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サントリービバレッジ&フードヨーロッパ、初の気候移行計画を公表。2030年にScope1〜3を2019年比30%削減へ

サントリーグループの欧州の飲料・食品事業を担うサントリービバレッジ&フードヨーロッパ(SBFE)は10月15日、初の気候移行計画を公表した。Scope1〜3の温室効果ガス排出量を2030年までに2019年比で30%減らし、遅くとも2050年までに事業とバリューチェーン全体でネットゼロにする目標に向けた取り組みをまとめた。

目標は、SBFEが属するSuntory Beverage & Food Limitedの、SBTiの認定を受けた目標を採用したものだ。内訳として、いずれも2019年比で、2030年までにScope1・2を50%、2050年までにScope1〜3を90%減らす目標なども示した。2019〜2025年の実績は、Scope1〜3の合計で19%の削減だった。

計画は、包装や製品の輸送、サプライヤーなどバリューチェーンの6つの領域に、エネルギー効率の改善や低炭素の原料の選択などの「移行レバー」を13個挙げた。各レバーは、自社で管理できるものから他者に頼るものまで、SBFEの影響の度合いで分けた。同社によると、排出量の約95%は自社の操業の外で生じるScope3で、社外への幅広い働きかけが欠かせない。

計画書の削減経路の図では、計画した削減を織り込んでも2030年と2050年の目標に届かない差が残る。同社は、技術革新が進み条件が整えばこの差が埋まると見込み、目標の一部は他者による削減に頼るとしている。同じ図には、2050年の目標達成後に残る排出を中和する炭素クレジットの項目もある。

計画の費用は運営費を中心に試算し、2027〜2030年の4年間で包装に1億5,760万ユーロ、製品の輸送に2,400万ユーロなどを見込む。サプライヤーなどと顧客の分は数値化しておらず、2050年までの総額の見積もりは、不確実性が大きいとして開示していない。計画は3年ごとに更新して公表する予定だ。

【プレスリリース】Suntory Beverage & Food Europe「How SBFE is building resilience through its first Climate Transition Plan」
【参照サイト】Suntory Beverage & Food Europe「Suntory Beverage & Food Europe Climate Transition Plan 2026」

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Springl編集部

サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。