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SSBJ事務局、解説資料「SSBJハンドブック」に重要性がない情報の扱いと、予想される財務的影響の考え方を追加
サステナビリティ基準委員会(SSBJ)の事務局は10月30日、SSBJハンドブックの新規2件「情報に重要性がない場合の取扱い」と「予想される財務的影響の開示の考え方」を公表した。事務局は公表済みの3件も更新し、Ver.2.0として再公表した。ハンドブックは、SSBJ基準の利用者の便宜のため事務局が作る解説だ。委員会の審議は経ていない。ハンドブックは基準の一部ではないため、内容に従わなくても、基準に準拠する限り準拠を表明できる。
SSBJ基準には、重要性がなければ、基準が求める情報でも開示は不要とする定めがある。1件目は、不要とした理由を追加的な情報として示せばサステナビリティ関連のリスクと機会の影響を理解する助けになる場合があるとの考え方を示した。例えば、開示内容に最も重大な影響を及ぼす判断や、報告する数値に影響する最も重大な不確実性の情報を重要性がないとして開示しないときは、理由の開示が有用と考えられるという。
財務的影響について基準は、リスクと機会を管理する戦略を踏まえた短期・中期・長期の財政状態、財務業績、キャッシュ・フローの変化の見込みを、定量と定性で開示するよう求めている。影響を区分して識別できない、または測定の不確実性が高すぎて数値が有用でないと判断する場合などは、定量的情報の開示は不要とされる。2件目は、数値で示す目的は将来を正確に言い当てることにはなく、不確実性があると明らかにして透明性を保つことにあるとの考え方を示した。見込みの数値での開示と、報告日時点の財務諸表への計上は、別の判断になると考えられるとも説明する。定量化は単純な方法で始め、成熟度や能力の向上に合わせて精緻化していくことも考えられるとする。
2件目は開示情報の作成手順の例として、リスク・機会と財務的影響の関係を整理して定性的情報をまとめ、その関係を変数・仮定・計算式に置き換えて定量的情報にする流れを示した。
更新した3件は「追加的な情報」「サステナビリティ開示基準で要求する情報の相互参照が認められる場合」「サステナビリティ関連財務開示の公表承認日」で、発表も各資料も更新箇所を示していない。
【プレスリリース】サステナビリティ基準委員会「2026年10月SSBJハンドブックの公表及び公表済みのSSBJハンドブックの一部更新」
【参照サイト】サステナビリティ基準委員会「情報に重要性がない場合の取扱い」
【参照サイト】サステナビリティ基準委員会「予想される財務的影響の開示の考え方」
【参照サイト】サステナビリティ基準委員会「追加的な情報」
【参照サイト】サステナビリティ基準委員会「サステナビリティ開示基準で要求する情報の相互参照が認められる場合」
【参照サイト】サステナビリティ基準委員会「サステナビリティ関連財務開示の公表承認日」
【参照サイト】サステナビリティ基準委員会「財務的影響に関する定量的情報の開示が免除される場合」
【参照サイト】サステナビリティ基準委員会「SSBJハンドブック総覧」
この記事を書いた人
Springl編集部
サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。














