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インドの研究機関CEEWとタタ・サンズ、触媒的資本100億ドルで脱炭素に500億ドルのブレンデッド・ファイナンスを動員可能と試算
インドの非営利の政策研究機関、エネルギー・環境・水評議会(CEEW)のグリーン・ファイナンス・センターと、タタ・グループの持ち株会社タタ・サンズは10月27日、報告書「Blended Finance for India’s Climate Goals」を共同で公表した。報告書は、インドが2030年の気候目標を達成するには、電力、産業、モビリティの20の低炭素技術に5,000億ドルの投資が要ると見積もる。そのうち500億ドルは、約100億ドルの触媒的資本で動員しうると試算した。
報告書によると、触媒的資本は、回収を急がず、リスクを許容し、開発を重視して低いリターンも受け入れる資金を指す。これに市場並みの条件の商業資本を組み合わせたのがブレンデッド・ファイナンスで、試算では全体で触媒的資本1ドルに商業資本4ドルが加わり、計5ドルになる。
5,000億ドルの内訳は、電力・再エネが1,980億ドル、産業部門のグリーン水素が1,150億ドル、電動モビリティが1,870億ドルだ。触媒的資本1ドルあたりに動員する投資額を示すレバレッジ倍率は、技術の成熟度などで異なる。主に信用補完の保証が要る太陽光は35倍、出資による支援がより多く要るグリーン水素は2倍にとどまる。これに基づくと、2030年までに要る触媒的資本は、電力・再エネで15億ドル、グリーン水素で59億ドル、電動モビリティで27億ドルとなった。
500億ドルは5,000億ドルの1割に当たり、報告書はこの分をブレンデッド・ファイナンスで動員できれば、残りの資金が支援なしで後に続くための実績づくりの助けになりうると見る。1割は、技術ごとの必要資金の10%をブレンデッド・ファイナンスが賄えるとの仮定で、専門家への聞き取りと各国の例に基づく。報告書はまた、インド政府のNITI Aayogが勧める国家グリーン金融機関を設け、政府や慈善団体、開発協力機関から触媒的資本を集めて、ブレンデッド・ファイナンスの仕組みで投じることを提案した。
【プレスリリース】CEEW「USD 10 billion in catalytic capital could help unlock USD 500 billion for India’s climate goals: CEEW-Tata Sons report」
【参照サイト】CEEW「Blended Finance for India’s Climate Goals」
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Springl編集部
サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。














