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竹中工務店、既製コンクリート杭の根固め液と杭周固定液にECMセメントを適用。同社によると両液の材料由来CO2は約6割減
竹中工務店は10月30日、既製コンクリート杭工事の根固め液と杭周固定液のセメントに、低炭素セメント「ECMセメント」を初めて適用したと発表した。名古屋市の「(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト」で複合ビルの杭工事の一部に使い、同社によると、一般的な普通ポルトランドセメントを使う場合より材料由来のCO2排出量が約6割減った。この値は、根固め液と杭周固定液の材料に由来する排出についてのものだ。
既製コンクリート杭工事は、工場で造ったコンクリート杭を、掘った孔に建て込む工事だ。根固め液は杭の先端付近に、杭周固定液は杭の軸部に充填するセメントミルクを指す。適用した工法は、三谷セキサンの国土交通大臣認定工法「Hybridニーディング工法」。三谷セキサンは6月2日、この工法に高炉スラグ微粉末を現場で混ぜて使える技術を導入し、大臣認定を取得したと発表していた。
ECMセメントは、鉄鋼製造の副産物で焼成の要らない高炉スラグの微粉末を使う。竹中工務店によると、これまで根固め液と杭周固定液にはECMセメントの適用例がなく、同社は導入に向けて技術検証を続けてきた。
供給は、西日本では工場で配合する「プレミックス」、東日本では現場で配合する「ポストミックス」で、同社は自社・他社の設計を問わず全国の案件で適用が可能と説明する。竹中工務店は今後、この工法を提案し、ECMセメントの流通量を増やして普及を進める。
同社は、ECMセメントにCO2の固定や吸収の技術を組み合わせるカーボンネガティブ技術「CUCO」の開発も進めている。同社は鹿島建設、デンカとともに、NEDOのグリーンイノベーション基金事業のプロジェクトで社会実装を目指す。
【プレスリリース】竹中工務店「既製コンクリート杭工事に、低炭素「ECM®セメント」を初適用 ~材料由来のCO₂排出量6割削減を実現~」
【参照サイト】三谷セキサン「業界初、建築の土台から脱炭素を加速。三谷セキサン「Hybridニーディング工法」が進化」
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Springl編集部
サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。











