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東急・住友林業などが手がけた古民家と木造2棟の商業施設が新綱島で開業。2棟のエンボディドカーボンは同規模の鉄骨造比約34%減と算定
東急、住友林業、再生建築研究所の3社は10月28日、横浜市港北区の新綱島駅前で手がけてきた商業施設「新綱島MICCA」が開業したと発表した。1857年に建てられた古民家「池谷家住宅主屋」と、新築の木造商業棟2棟の計3棟からなる。古民家の改修は9月30日、新築棟は10月1日に工事を終えた。
東急は事業コンサルタントの立場で事業全体の企画と推進を担い、住友林業は新築棟の設計と施工を、再生建築研究所は古民家の設計監理と敷地全体のマスタープラン、デザインの監修を受け持った。
古民家は2024年に横浜市の認定歴史的建造物と特定景観形成歴史的建造物になった。改修では、南・東・西の外観や庭に面した縁側の景色を残しながら耐震性能と設備を新しくし、裏手だった北側を駅から来る人を迎える正面に変え、古民家を飲食店として生かした。発表資料の説明では、特定景観形成歴史的建造物に指定されると、建築基準法の適用除外の規定を使えるようになり、飲食店などへの活用が可能になる。3社は、古民家の安全性を確保して来訪者が使える収益用途とすることで、より多くの来訪者に歴史的資産を伝えることを狙う。
新築棟はいずれも木造軸組工法による2階建ての45分準耐火構造で、延べ床面積は約1,394㎡と約1,209㎡。高耐力の合板耐力壁に建物にかかる力を集めて壁の量を抑え、店舗に必要な大開口を設けた。
発表によると、ソフトウェア「One Click LCA」で算定したところ、新築棟の原材料の調達から解体までのCO2排出量(エンボディドカーボン)は、同じ規模の鉄骨造と比べて約34%少なかった。新築棟には構造材や仕上げ材、合板を含めて約829.1㎥の木材を使い、CO2換算で約703.31tの炭素を固定している。
3社は、歴史的な資産を保存しながら活用し、多くの人が日々の暮らしのなかで土地の歴史や文化に触れられる場にすることを目指す。
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Springl編集部
サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。












