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解体廃棄物を電炉で低炭素セメントに再生するReclinker、シリーズAで1,000万ポンドを調達
解体廃棄物から低炭素セメントをつくる事業を手がけるReclinkerは2026年10月5日、シリーズAで1,000万ポンドを調達したと発表した。セメントの再生工程を、試験の段階から本格的な商業生産に移すための資金で、ラウンドはClean Growth FundとAP Venturesが共同で主導した。ウェールズ政府が所有する公的金融機関のDevelopment Bank of Walesと、既存投資家のZero Carbon CapitalやCambridge Enterpriseなども参加した。Reclinkerの最高経営責任者(CEO)、Bill Yostは、今回のラウンドには募集を上回る応募があったと述べた。
同社の技術はケンブリッジ大学で開発され、Natureで報告された。解体で出る廃棄物からセメントペーストを回収し、鉄のリサイクルに使われている電気アーク炉(電炉)の中でクリンカーに戻す。クリンカーはセメントの主要な成分だ。同社によると、セメントの排出のほとんどはクリンカーの製造で生じ、その排出の大半は石灰石の焼成と、高温の窯で燃やす化石燃料に由来する。Reclinkerの工程では窯や採掘した石灰石、化石燃料による熱が要らず、新しいセメントと再生した鉄が同時にできる。
同社は英ウェールズのカーディフにある7 Steel UKの工場で複数回の試験を行い、これまでに数千トンを製造して、最初の商業販売も確保した。調達した資金でカーディフの生産を拡大し、ウェールズ南部に熟練を要する雇用を生み出す。資金は、欧州と米国にあるほかの電炉の拠点に同じ工程を広げる取り組みも支える。
同社によると、この工程でできるセメント質のスラグは、従来のセメントと同等の費用で排出をすぐに50%減らす見込みで、技術の規模拡大に合わせてさらに減らせる見通しだ。鉄鋼メーカーが高炉から離れるなかで、低炭素セメントの混合材に長く使われてきた高炉スラグは急速に減っており、コンクリートメーカーは、必要性が増している低炭素の材料が足りなくなっているという。
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Springl編集部
サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。













