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欧州委員会、欧州グリーンボンド基準による債券の年初から10月7日までの発行額を390億ユーロと公表。適用初年のほぼ2倍
欧州委員会は10月20日、EUのサステナブルファイナンスの枠組みの利用状況を示すデータを公表した。欧州グリーンボンド基準による債券の1月1日から10月7日までの発行額は390億ユーロで、適用初年の発行額のほぼ2倍に達した。欧州グリーンボンドの数字は、欧州投資銀行のサステナブルファイナンス部門が集計した、10月7日時点のもの。
欧州グリーンボンド基準は、EUタクソノミーに沿う活動の資金を調達する債券のための任意の枠組み。EUタクソノミーは、環境面で持続可能な活動を企業や投資家が見分けるためのEUの分類体系だ。発行の前後に外部評価を担う事業者は、欧州証券市場監督機構が監督する。基準の適用は2024年12月に始まり、2025年末までの発行額はユーロ換算で210億ユーロだった。適用開始からの累計は約600億ユーロになる。欧州委員会は、基準の利用が広がっていることを示す数字とみている。
同日に公表したファクトシートによると、これまでの発行額の51%を事業会社、31%を銀行、18%を国・国際機関・政府系機関が占める。発行体は16か国にわたり、国別の発行額ではドイツが18%で最も多い。発行時に開示された資金の使途は、EUタクソノミーの73の経済活動に及び、送配電や太陽光発電が多い。1月以降に欧州経済領域で発行されたグリーンボンドのうち、欧州グリーンボンドは15%を占めた。
同じ発表で欧州委員会は、非財務情報開示指令の対象の約2,200社が開示したEUタクソノミーに沿う活動への設備投資が、2025年に3,200億ユーロを超え、2021年以降の累計で1.2兆ユーロを超えたことも示した。2025年の値は、報告が増えるにつれて上積みされる見込みだ。同委員会は、サステナブルファイナンスの枠組みを実施しやすくするため、簡素化を続けている。
【プレスリリース】欧州委員会「Commission data shows continued growth in sustainable investments across the EU」
【参照サイト】欧州委員会「The EU Taxonomy’s uptake on the ground」
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Springl編集部
サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。














