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テマセク・トラストと世界銀行グループ、慈善と開発金融の提携で覚書。まず気候や水などで資金動員の手法を検討

テマセク・ホールディングスで慈善事業を担うテマセク・トラストと世界銀行グループは10月12日、慈善と開発金融の互いの強みを生かし、共通する開発の優先課題に取り組むための戦略的パートナーシップの覚書を結んだ。両者は追加の資金を動員するため、協調融資や新しい資金調達の手法を検討し、まず気候・エネルギー、水、農業などに重点を置く。

署名は、バンコクでの世界銀行グループの年次総会の一環として開かれた、同グループの初の慈善フォーラムの場で行った。覚書のもとで、両者は、関係者が集まり学び合う場づくり、知見の共有、協力先と資金を共通の優先課題に向けて調整することの3つの分野で協力する計画だ。

資金の面では、より大規模で連携の取れた協力を支える資金動員の方法を探る。ただし、個別の資金の取り決めや事業は別に検討され、両者それぞれの権限や方針、承認などに従う。知見の共有では、慈善分野の協力先を世界銀行グループのプラットフォームや専門知識につなぎ、有望な試行事業を再現や規模の拡大ができるモデルにする助けとなることを目指す。

テマセク・トラストは2027年、世界銀行グループが10月12日に立ち上げた「Philanthropy Hub」の一部として、シンガポールのTemasek Shophouseに地域の拠点「Knowledge Node」を設ける。拠点は、慈善分野の協力先を世界銀行グループの幅広いデータセットや専門知識、関連するネットワークにつなぎ、エビデンスの蓄積と協力を支える。Philanthropy Hubは、慈善団体などとの協力を深めるための、同グループの一元的な窓口だ。

世界銀行グループの専務理事兼最高知識責任者のパスカル・ドナフーは、開発のニーズが増え、資源が逼迫するなか、「パートナーシップはこれまで以上に重要だ」と述べた。

【プレスリリース】テマセク・トラスト「Temasek Trust and World Bank Group Forge Strategic Partnership to Advance Shared Development Priorities」
【参照サイト】世界銀行グループ「World Bank Group Launches Philanthropy Hub to Unlock Capital, Knowledge and Networks for Development」

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Springl編集部

サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。