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英Inyanga、Ecodetectと契約。ウェールズの30MW潮流発電事業にAIで海洋生物を見分ける監視を導入へ

英国のInyanga Marine Energy Groupは10月26日、潮流発電部門のHydroWingが、ウェールズの潮流発電事業にAIによる環境監視を導入するため、Ecodetectと契約したと発表した。事業の規模は30MWで、最初の発電装置は2027年に設置する予定だ。

Ecodetectは、洋上の再生可能エネルギー事業向けに海洋生物の監視システムを設計し、設置から運用までを担う。同社のシステムは、水中カメラとソナーを組み合わせたセンサーを海面や海底に置き、洋上の発電設備と直接つなぐ。AIはデータが集まり次第処理し、アザラシやイルカ、潜水する海鳥などを、海藻やごみ、藻と自動で区別する。

発表によると、結果は海上の通信網でリアルタイムに送られ、事業者は環境への影響を和らげる手順をすぐに発動できる。同じデータは、英国やEU、国際的な環境基準を守っていることを示すのに必要な証拠にもなるという。

事業の場所は、ウェールズ北部のアングルシー島にある潮流発電の区域Morlaisで、社会的企業のMenter Mônが所有する。事業はウェールズ政府と英国政府の支援を受け、Inyangaが特許を持つHydroWingの技術を使う。英国政府の差額決済契約(CfD)では、すでに割り当てられた20MWに、2月に10MWが加わった。2030年の完成時には、出力1.67MWの装置を18基設置する計画だ。

Inyangaのリチャード・パーキンソンCEOは、潮流発電は影響を受けやすい海の環境で行う事業だと述べた。発電設備と海洋生物の相互作用を継続して検知し、その稼働も評価することで、生態系へのリスクを最小限に抑えながら、エネルギー効率を最大限に高められるとの考えも示した。

【プレスリリース】Inyanga Marine Energy Group「AI wildlife detection announced for Inyanga’s pioneering tidal stream energy project」
【参照サイト】Inyanga Marine Energy Group「HydroWing awarded additional 10MW, advancing world-leading tidal energy project at Morlais」

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Springl編集部

サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。