ニュース / ネイチャーポジティブ

ネイチャーポジティブ国際

バンク・オブ・アメリカなど、自然・生物多様性への投資枠を4,000万ドルで開始。ユーラゼオのファンド内で運用

投資グループのユーラゼオは11月2日、Sustainable Markets Initiative(SMI)、バンク・オブ・アメリカと組み、自然と生物多様性の分野に投資する「Lighthouse Initiative」を立ち上げたと発表した。Lighthouse Initiativeは、ユーラゼオのFuture Industries Fund IIIの中に設けた専用の投資枠で、運用も同社が担う。9月23日の発足時の出資約束額は合計4,000万ドルで、バンク・オブ・アメリカとユーラゼオが中核の投資家を務める。ほかのパートナーの追加投資も受け入れられるようにした。

投資枠は先進国と新興国で、プロジェクト開発プラットフォームと、技術を使う一部のソリューションに少数出資する。発表は、資金が十分に回っていない自然と生物多様性の新しい事業モデルへ民間資金を向けることを狙いに挙げた。

優先分野には生態系の保護と自然の再生があり、環境再生型の農林業を手がける事業者などを例に示した。産業とサプライチェーンのネイチャーポジティブへの転換では、従来の材料に代わるバイオ由来の素材や循環型の工程などに重点を置く。自然関連の資金調達の基盤づくりを後押しする手段には、機関投資家などの共同投資を呼び込めるプロジェクト開発プラットフォームを挙げた。環境DNAを使うモニタリングなど、自然に関する成果の測定や報告を改善するソリューションも支える。

発表によると、各投資は昆明・モントリオール生物多様性枠組の少なくとも1つのターゲットに貢献する見込みだ。投資の状況はユーラゼオのインパクト評価の枠組みで確かめ、生物多様性フットプリントの評価などの専用の指標を加える。

バンク・オブ・アメリカのブライアン・モイニハン会長兼CEOは、持続可能な移行を掲げる民間団体SMIの議長も務める。ユーラゼオのFuture Industries担当パートナー、マチュー・ボナミーは、生物多様性を「最も資金が不足している投資テーマの1つ」と述べ、自然の保護と再生が大規模でも商業的に成り立つことを示したいと語った。

【プレスリリース】ユーラゼオ「The Sustainable Markets Initiative and Bank of America launch the Lighthouse Initiative to invest in Nature and biodiversity, managed by Eurazeo」

この記事をシェア

この記事を書いた人

Springl編集部

サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。