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Cambridge Heavy Industries、620万ドルを調達。小型核融合炉を建設しトリチウム生産へ
小型の核融合装置を開発する米国のCambridge Heavy Industriesは10月22日、シードラウンドで620万ドルを調達したと発表した。資金は、マサチューセッツ州の自社施設で、同社初の小型核融合炉を建設するために使う。最初の装置は、水素の放射性同位体で、世界で商業用の供給不足が大きいトリチウムを生産する構成にする。ラウンドはAzolla Venturesが主導し、Overlayやマサチューセッツ・クリーンエネルギー・センターなどが参加した。
資金の使い道には、超高速レーザーや光学部品、中性子の計測機器などの調達と、人員の拡充が含まれる。同社によると、その技術は市販のレーザーで極めて高い圧力と温度をつくって核融合に関連する条件を生み、中性子の照射で希少な同位体を生産でき、最終的には核融合発電も可能になる。トリチウムは、いまの核融合の研究炉の大半で使われているという。
同社は、装置が小さいため、研究開発の1サイクルに数年かかる従来の核融合と違って毎週の試験と改良が可能になり、既製の機器でつくれる点を利点に挙げる。衝撃波の技術により、過去のレーザー核融合の取り組みに比べて400倍の圧縮効率を、何分の1かの設備投資で実現できると説明する。食卓2台分ほどの大きさの試作機では、数十ミリジュールのエネルギーで350ギガパスカルの圧力に達した。
同社はマサチューセッツ工科大学のネルソン研究室から独立した会社で、極限状態の物質についての20年を超える研究を土台にする。共同創業者で最高経営責任者のユン・カイは、核融合発電を先導する企業が抱えるトリチウム供給の問題は、業界の成長を大きく遅らせかねないと述べた。
ラウンドを主導したAzolla Venturesの共同創業者でジェネラル・パートナーのマシュー・ノーダンは、核融合が数十億ドル規模で改良に数十年かかる研究計画を要するなら、世界がその恩恵を得られない可能性もあると指摘した。そのうえで、Cambridge Heavy Industriesの技術は卓上で実証でき、標準の光学部品を使って数日で組み立てられると述べた。
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Springl編集部
サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。














