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コカ・コーラ、ネスレ、ダノン、EUでペットボトルの表示変更を約束。「100%再生」はキャップとラベルを除くと明記へ

欧州委員会は10月22日、コカ・コーラ、ネスレ、ダノンの3社が、ペットボトルのリサイクル表示を改めると約束したことを歓迎すると発表した。3社が欧州委員会と、EUの消費者保護法の執行を担う各国当局でつくる消費者保護協力(CPC)ネットワークと対話してまとめた約束で、CPCの手続きはスウェーデン消費者庁とハンガリー競争庁が主導した。

3社は、100%再生プラスチック製のボトルだとする表示を、キャップとラベルを除いて100%再生素材だと明記する表示に替える。「もう一度リサイクルして」という表示は「リサイクルして」に改める。ボトルが購入前にすでに一度リサイクルされており、再び別のボトルにリサイクルできるという誤った印象を与えないためだ。

ラベルや販促で、ほかの環境主張やマークと組み合わせるなどして、ペットボトルそのものの環境上の利点について全体として誤解を招く印象を与えないことも約束した。自社のウェブサイトやSNSでのデジタル広告にも、約束の内容を反映する。

欧州委員会と各国の当局は、EUと欧州経済領域の範囲で3社の約束を評価し、見直し後の表示はEUの消費者法の要件に合うと判断した。コカ・コーラは2025年6月、ネスレは2026年2月に対話を終えており、両社はデジタル広告のリサイクル表示などで、約束の一部を期限内に実施済みだ。欧州委員会は、3社が変更をすべて終えれば、消費者はボトルのリサイクルについてEUの消費者法に沿った公正で明確な情報を得られると説明する。

各国の消費者保護当局は今後、約束の実施を監視し、守られなければ執行措置に進む場合がある。欧州委員会とCPCネットワークは、単一市場のすべての企業が同じ規則に従うよう、ボトル飲料の業界団体とも対話する可能性がある。

手続きの背景には、欧州消費者同盟(BEUC)が2023年11月に、EUでペットボトルを販売する飲料会社について出した通報がある。欧州委員会は、企業の商行為は環境主張を含めて消費者を誤認させてはならず、不公正取引方法指令に従う必要があるとしている。

【プレスリリース】欧州委員会「Commission welcomes commitments of Coca-Cola, Nestlé, and Danone to modify recycling claims on plastic bottles」

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Springl編集部

サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。