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SLMパートナーズのファンド、年金基金ABP分として1億5,000万ユーロの出資約束を獲得。恒続林業で欧州の森林に投資へ

農業と林業に投資する運用会社SLMパートナーズは10月13日、欧州の森林に投資する「SLM Silva Fund II」に、オランダの年金基金ABP分として1億5,000万ユーロの出資約束を、ABPの運用を担うAPGから得たと発表した。同ファンドは募集を1回で締め切り、この出資約束がその中核になる。ABPは同国の公務員と教職員の年金基金で、加入者は320万人。

ファンドは「恒続林業」と呼ばれる手法で森林を管理する。恒続林業は、木を選んで切ることで森林を常に樹木に覆われた状態に保つ、再生型の管理手法だ。定期的な間伐で切る木を選び、森林が自然に更新し、時間をかけてより多様な構造に育つようにする。

既存のSLM Silva Fund Iは2018年に始まり、通常の方法で管理されてきたアイルランドの森林を買い取って恒続林業に移してきた。6月時点で2,000ヘクタールを取得し、森林面積の67%で移行を終えた。Fund IIはアイルランドへの投資を続けながら、欧州のより幅広い種類の森林と地域に対象を広げる。

SLMパートナーズは自社の経験と研究から、恒続林業には経済面の利点がありうるという。同社は定期的な択伐で収入が早く得られて木材価格の変動の影響も抑えられることや、天然更新で植え直しの費用を減らすか、なくせる場合があることを挙げる。発表によると、EUの2030年に向けた新たな森林戦略は、生物多様性の保護・回復や炭素貯留の拡大、極端な気候への耐性を高める手法として恒続林業を取り上げている。

APGのプライベート自然資本チームのシニア・ポートフォリオ・マネジャーは、恒続林業と新規植林を軸にした欧州の林業が、長期のリターンを生みながらABPの気候と生物多様性の取り組みを支える役割を担いうると述べた。

【プレスリリース】SLM Partners「SLM Partners invests €150m in European forestry on behalf of Dutch pension fund ABP」

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Springl編集部

サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。