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EUで10月10日、PFASの一種PFHxAの制限が化粧品や一般消費者向けの衣料・履物などで適用開始
EUで10月10日、化学物質を規制するREACH規則に基づくペルフルオロヘキサン酸(PFHxA)とその塩、PFHxA関連物質の制限が、化粧品や一般消費者向けの衣料・履物などで適用され始めた。PFHxAと関連物質は、PFASの一群に当たる。制限は、欧州委員会が2024年9月に採択した規則(EU)2024/2462で、REACH規則の附属書XVIIに項目79として加えられた。同年10月の発効から、用途ごとに18か月から5年の移行期間を経て適用される。
10月10日から対象となったのは、一般消費者向けの衣料・服飾品に使う繊維・皮革・毛皮と、一般消費者向けの履物だ。食品に触れる紙・板紙(ピザの箱など)、防水スプレーなどの一般消費者向けの混合物、化粧品も同日から対象となった。これらの製品では、均質材料中の濃度がPFHxAとその塩の合計で25ppb以上、またはPFHxA関連物質の合計で1,000ppb以上の場合、対象の物質を市場に出すことも使うこともできない。PFHxA関連物質は、分子構造から、分解や変化によってPFHxAになりうるとみなされる物質を指す。
10月10日からの制限は、同日より前に市場に出された製品や混合物には適用されない。一部の個人用保護具や、医療機器・体外診断用医療機器、建設用の繊維は、2027年からの制限も含めて対象外となる。
衣料・服飾品以外の一般消費者向けの繊維・皮革・毛皮は、2027年10月10日から対象となる。規則の前文は、その例として、じゅうたんやカーテン、家具の張り地などを挙げている。泡消火薬剤は、訓練・試験用と公的な消防向けが一部の例外を除いて4月10日から対象となっており、民間航空向けは2029年10月10日からだ。
欧州委員会は採択時の発表で、PFHxAと関連物質は非常に残留性が高く、水中で移動しやすいとし、特定の製品での使用は人の健康と環境に容認できないリスクをもたらすと説明した。制限は、リスクが十分に管理されておらず、代替品があり、社会経済的な費用が健康と環境への便益に比べて限られる用途に絞られている。半導体や電池、グリーン水素向けの燃料電池など、ほかの用途には影響しないとしている。
同じ発表では、この制限は、欧州の5か国の政府が2023年に提案したPFAS全体を対象とする制限案とは別のものだと説明していた。
【プレスリリース】欧州委員会「Commission restricts use of a sub-group of PFAS chemicals to protect human health and the environment」
【参照サイト】欧州委員会「Commission Regulation (EU) 2024/2462 of 19 September 2024 amending Annex XVII to Regulation (EC) No 1907/2006 of the European Parliament and of the Council as regards undecafluorohexanoic acid (PFHxA), its salts and PFHxA-related substances」
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Springl編集部
サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。














