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仏VoltR、使用済みのセルを使うリチウム電池の再製造に2,200万ユーロを確保。生産能力を2年で6倍へ
フランスでリチウム電池の再製造を手がけるVoltRは10月1日、産業化を加速するため2,200万ユーロの資金を確保したと発表した。内訳は株式出資の1,600万ユーロと、「Première Usine」プログラムで得た補助金の600万ユーロ。出資したのは、Bpifranceが仏政府の投資計画「France 2030」の枠組みで国に代わって運用するSPI 2ファンドと、Decathlonの投資・イノベーション部門のDecathlon PULSEだ。
VoltRは、使用済み電池を集め、セルを診断し、新しい電池を生産するまでを一貫して行う。回収したセルは、残る性能に合わせて新しい電池に組み込む。発表時点の従業員は約40人。同社のMaxime Bleskine最高経営責任者(CEO)は、最初の用途を終えたリチウム電池のセルでも産業での役目が終わるとは限らないという考えについて、2万個を超える電池を市場に出して概念実証を済ませたと述べた。
今回の資金で、ヴェリエール=アン=アンジューにある工場の面積を2倍にし、生産能力を2年で6倍に高めることが可能になる。同社は2年で、従業員数を2倍にして約40人の雇用を生むことも目指す。出資で得た資金は、生産設備の増強と工程の自動化、セルを診断して新しい電池に振り向ける技術の開発、ICPEに当たる保管施設の建設などを支える。ICPE(環境保護のための指定施設)は、事故や汚染などのおそれがあるとしてフランスで規制を受ける施設だ。
VoltRは、最初の用途を終えた電池がフランスで新しい電池をつくる資源になりうると、産業の規模で示すことを目指す。発表によると、再製造は新しいセルの使用を抑え、リサイクルの前にさらに価値を引き出す段階を加えることで、輸入への依存がなお大きい戦略的な供給網の強靱さを高めることに寄与する。同社は、再製造が環境面でも、セルの製造にすでに使った資源とエネルギーをリサイクルの前に最大限に使うことにつながると説明する。発表は、VoltRの成長にとどまらず、再利用できなくなった時点での素材のリサイクルまでを含む循環型のバリューチェーンに必要な産業の能力を、欧州で育てることを課題に挙げた。
【プレスリリース】VoltR「VoltR sécurise 22M€ pour industrialiser la seconde vie des batteries en Europe.」
【参照サイト】VoltR「VOLTR SECURES €22M IN FUNDING – INCLUDING €16M RAISED FROM BPIFRANCE AND DECATHLON PULSE – TO INDUSTRIALIZE SECOND-LIFE LITHIUM BATTERIES IN EUROPE」
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Springl編集部
サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。














