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ABB、排出ガス連続監視システムの遠隔状態監視にAIを統合。AIが診断の助言を7言語で提示

スイスのABBは9月29日、排出ガス連続監視システム(CEMS)の分析計の状態を遠隔で監視するデジタルソリューション「Remote Condition Monitoring(RCM)」の最新版を投入したと発表した。最新版ではRCMに同社の「My Measurement Assistant+(MMA+)」と「Genix Copilot AI」を統合し、AIが分析計の状態データやレポートを読み解いて診断の助言を示し、潜在的な問題の特定と適切な次の対応の判断を助ける。事業者がCEMSの稼働と規制への適合を保つのを助ける狙いがある。

RCMは分析計の状態を常に監視し、定期の自動レポートや事象の発生時のレポートを送る。MMA+では、機器群全体の状態や状態レポート、履歴データをダッシュボードでまとめて確認できる。Genix Copilotは診断の助言を7言語で示す。

RCMは機器の状態の記録を自動で作成し、規制の順守に関わる記録の管理を支える。レポートはオンプレミスかMMA+に保存でき、分析計の動作の状況や事象の履歴を、監査や規制上の報告を支える資料として参照できる。

ABBは、発電、セメント、化学など、厳しい排出規制のもとで操業する産業では、分析計を継続して使えることが欠かせないと説明する。同時に、技能を持つ人材の不足と排出監視の要件の複雑化で、保守・運用の担当者の負担が増しているという。RCM、MMA+、Genix Copilot AIを組み合わせた機能は、担当者が分析計の不具合へより速く対応し、計画外の停止を減らし、専門家の現地訪問の必要を最小限に抑えるのを助けるためのものだ。

同社の計測・分析事業部門のデジタルリード、デビッド・リンカーンは、最新版で常時の監視とAIによる助言を組み合わせ、運用者が問題をより早く見つけ、より速く対応できるよう助けると述べた。この組み合わせが、不具合が起きてから対処するやり方から、対応策まで示す保全への移行と、分析計の状態や規制対応でより先手を打つ姿勢を支えるとの見方も示した。

【プレスリリース】ABB「ABB integrates AI-assisted diagnostics into Remote Condition Monitoring for emissions analyzers」

画像:Editorial credit: Michael Derrer Fuchs / Shutterstock.com

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Springl編集部

サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。