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英国政府と洪水再保険のFlood Re、住宅の洪水リスクと対策を示す「洪水性能証明書」を年内に試行開始の予定
英国の環境・食料・農村地域省とFlood Reは10月13日、住宅の洪水リスクと対策の状況を示す「洪水性能証明書」を試行する計画を発表した。証明書はFlood Reが導入を進めるもので、年内に洪水リスクのある地域で試行が始まり、2027年以降は試行の数が増えていく予定だ。Flood Reは、洪水リスクが最も高い世帯が住宅保険で洪水の補償を手頃な料金で受けやすくするための再保険の仕組みで、2039年までの運営を予定する。
証明書は、イングランドの住宅所有者が自宅の洪水リスクをつかみやすくするためのもので、リスクと洪水への備えについて標準化された情報をまとめ、取った対策と、さらに対策が要る点を示す形で試行される。試行では、住宅の洪水リスクを「さらされる度合い」「建物の特徴」「浸水を防ぐ力」などの区分に分けて示す「洪水性能評価」などの方法を検証する。評価には、河川や地表水などのリスクを調べられる既存の「Check Your Flood Risk」サービスの情報を使う。政府とFlood Reは、エネルギー性能証明書がエネルギーについての情報源になっているように、証明書を洪水についての信頼できる情報源にすることを目指す。
発表によると、証明書を住民が自宅の弱点と対処の方法を理解する助けにすることで、具体的な備えの導入を広げる狙いがある。対策の例として、自動で閉まる通気口や浸水に強いキッチン、止水板を挙げた。
発表は、証明書が保険会社や融資する金融機関にとって、より一貫した比べやすい情報を得る助けになると説明する。証明書は、備えを高める対策が保険会社による洪水リスクの評価を良くするのに足りる場合には、保険料の手頃さや保険への入りやすさの改善も支えるという。Flood Reは、アプリによる洪水の自己評価が当たり前になり、住民の対策がやがて保険会社に認められるようになることを目指す。
発表に添えた証明書の見本は説明のためのもので、最終的なデザインや内容、形式は作成が続いている。証明書の最終的なひな形は後日公表される。
【プレスリリース】英国政府「New pioneering certificates to help homeowners cut flood risk」
【参照サイト】Flood Re「Flood Re is helping insurers to help householders at risk of flooding.」
画像:Editorial credit: Chris Homer / Shutterstock.com
この記事を書いた人
Springl編集部
サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。













