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GRI、食品・飲料のセクター別スタンダード開発に着手。開発を簡素化する新方式を初めて試行

GRIは2026年9月28日、食品・飲料企業を対象とするセクター別スタンダード(Sector Standards)の開発に着手したと発表した。セクター別スタンダードの開発を簡素化する新しい方式を試行する最初の案件で、開発に意見を反映させるため、世界から専門家を最大20人募り、マルチステークホルダーによるピアレビューグループ(Peer Review Group)を設ける。応募は2026年10月23日まで受け付ける。

このスタンダードは、食品と飲料の加工・製造に関わるすべての組織に適用し、たばこ製品も含む。自社の事業に加え、農業や養殖、漁業とのつながりを含むバリューチェーン全体のインパクトを検討の対象にする。GRIによると、食品・飲料はサステナビリティ上のインパクトの規模と幅広さから、最初の試行セクターに選ばれた。

新しい方式は、マルチステークホルダーによる既存のデュープロセスを維持しながら、スタンダードの開発にかかる期間を大幅に縮める狙いで設計された。新方式で作るスタンダードは、より絞り込んだ形式で、業種の組織にとって重要となる可能性が高いトピックを特定し、最も重大なインパクトを要約し、関連する既存の項目別スタンダード(Topic Standards)へ組織を導く。

GRIはこの取り組みを、セクターごとの開示の指針を求める声の高まりに応えるものと位置づける。GRIの報告体系では、組織は共通スタンダード(Universal Standards)から始め、該当するセクター別スタンダードで重要なトピックを決めて、関連する項目別スタンダードで報告する。発表によると、世界の上場企業約1万5,000社を対象にした調査「State of Sustainability Reporting」(2026年6月付)で、食品・飲料企業の43%がGRIで報告していた。GRIで報告しているこれらの企業は、セクターの世界時価総額の70%に当たる。

GRIスタンダードのシニアマネージャー、ピーター・ドーキンス(Peter Dawkins)は「より簡素な方式の最初の試行として、セクターとステークホルダーの意見が必要だ」と述べ、関連する専門知識を持つ人に参加を呼びかけた。

【発表資料】GRI「Food and beverages pilot for new approach to sector reporting」

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Springl編集部

サステナビリティ推進担当者のためのメディア Springl の編集部です。制度・開示・調達・社内浸透まで、実務の現場で起きていることを、一次情報に当たって書いています。